穴あけ~ニードル編
前回は部位の名称~ピアッサーでのピアッシング方法を説明しました。
今回はニードルでのピアッシング方法を説明したいと思います。
部位の名称~ピアッサーでのピアッシング方法についてはこちらでお話しています。
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ニードルとは?
先端が斜めにカットされ刃物状に鋭くなった針で、中は空洞になっています。
医療器具として扱われており、ピアッサーとは違い薬局や雑貨店などでは取り扱われておらず、通販が一般的です。
一本100~300円ほどで販売されています。
しかし以前は通販などでも入手しやすかったのですが、今は規制が厳しくなり海外発送の場合税関を通過できない事が増えました。
届いたというレビューが新しいもの、実際最近購入したところを紹介しておきます。
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因みにカヌラニードルというものもあるのですが、全然オススメしないので
気になる方は検索してどういうものか見てみてください。
接続は簡単ですが一本単価が高いし、切れ味もあまりよくないです。
ニードルでの開け方
①まずは使うものの消毒です。小さめの容器にニードル、ファーストピアス、消しゴムを30分ほど漬けおきします。滅菌処理されているニードルも消毒した方が安心です。
②コットンやティッシュペーパーなどに消毒液をつけて開けたい部分を拭き取り消毒し、ペンでマーキングします。
➂開ける位置が決まったらニードルを軟膏のチューブに3分の1~半分ほど突き刺し、ニードルの外と中に軟膏を塗ります。
④開ける位置の裏に消しゴムをあてて表からニードルを刺します。
※この時皮膚に対して垂直に刺します。曲がっているとホールも曲がります。
※刺し抜けた段階で出血しますので肩にタオルを掛けておいたり、汚れてもいい服を着ておくと良いですよ!
➄ニードルを裏の消しゴムに刺さるまで奥まで刺し込みます。刺さったら消しゴムを取って更にニードルを押し込みます。
ファーストピアスとの接続がありますので表に5mmほど残っていればオッケーです。
⑥ファーストピアスをニードルの末端に当てて、そのままファーストピアスでニードルを押し出します。
⑦ニードルを押し出せたらファーストピアスの装着は成功です。
キャッチを閉めて完了!!
※この時部位にもよりますが多少なりとも出血します。血で滑ってキャッチがうまく嵌められない事もありますが、ファーストピアスが装着されていればホールが塞がることは無いので焦らず出血がおさまるまで待ちましょう。
この後消毒液をかけたり、洗ったりする方もいるみたいですが私はこれで終わりです。
ケアの仕方については以前お話しましたのでこちらで確認してくださいね(*'▽')
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ニードルで開けるメリット
- ピアッサーで開けるより傷口が綺麗なので、安定するのが早い
- ニードルのほうがピアッサーより安い
ニードルは1本100円~くらいで、ピアッサーよりも安いです。
傷口もスパッと綺麗でトラブルも少ないです。
特にデリケートな軟骨はピアッサーで開けると軟骨にヒビが入ることがあります。
軟骨にはニードルがオススメです!
きちんとした知識のある病院やピアススタジオではニードルが使われています。
因みにファーストピアスはこんなものでオッケーです!
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ニードルで開けるデメリット
- ファーストピアスは自分で用意しなくてはいけない
- 少々手間がかかる
ピアッサーにはファーストピアスがついていますが、ニードルの場合は自分で用意する必要があります。
また、ピアッサーの様にバチンとやって終わりではないので手間がかかります。
出血や痛みも腕次第です。
自分でやるのが怖い方は病院やピアススタジオで開けてもらいましょう。
守ってほしい事!!
●ニードルは使いまわさず、一箇所に一本使い捨てでお願いします。
使いまわしは雑菌等がホールに入り感染症などの危険が増します。
切れ味も悪くなり痛みや出血が酷くなる原因にもなります。
●ファーストピアスとニードルのゲージは合わせること。
よく、接続が簡単という理由でニードルのゲージより小さいファーストピアスを使用する方がいますが、それならピアッサーで開けましょう。その方が簡単です。
傷口の方が大きくピアスが小さいとホールと隙間ができ、そこから雑菌が入り込みやすくなります。
傷口と同じ大きさのピアスで傷を塞ぐことによって止血の効果もあります。
トラブルを起こさない様にするためにもゲージは合わせてくださいね!
●ファーストピアスに樹脂製透明ピアスを使わない。
ほんとにやめましょう。樹脂は雑菌が繁殖しやすいです。特に学生さん!
学校にしていけないから、バイトで禁止されているから、という理由でファーストピアスを樹脂製透明ピアスにするのは危険です。
開けたばかりだけど、安定前だけどどうしても透明ピアスに変えたい場合は樹脂ではなく、ガラス製のガラスリテーナーにしましょう。
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お値段は高めですが強度もありますし、樹脂製のような劣化も無いので洗って清潔に半永久的に使えます。
おわりに~(失敗談)
安定しやすくトラブルを起こしにくいニードルですが、慣れるまでは難しいです。
失敗したくない方や、フォワードヘリックス、ロックなど自分では開けにくい部位は病院やピアススタジオで開けてもらいましょう。
因みに私は軟骨を3回失敗しています(笑)
一回目はファーストピアスをラブレットスタッドにしたのを忘れていて、接続の時に思い出しましたが時すでに遅し…
結局ニードルを貫通させた後裏から入れようとしましたが、出血が多すぎて見えないし滑るしであきらめました…
二回目は単純に角度をミスりました。外側に向けて開けてしまい、うしろのキャッチが表からも丸見え状態。
でも「これはこれでスパイラルバーベル付けたら可愛いかも!」と思い塞いでません。
三回目は知り合いに角度を見てもらっていたのですが、あまりに深刻に?というかシビアに色んな角度から見られ過ぎて集中できず…
先端は刺さっていたのですが開けるのはやめときました。
気分が乗らないときは開けない方がいいです。
特に軟骨は開けるときよりも、開けた後の方が痛いですから。
次回は安定とは何なのか?
安定するまでどのくらいかかるのか?
をお話したいと思います。
痛くない、腫れてない、膿んでないからと言って安定しているわけではないんですよ!